「う、ん・・・・。」
耳朶を舐められ、遙は躰を震わせた。
何度しても、この行為に慣れない遙を、涼は可愛い・・・と、思う。
キスをしただけで、反応・上気して、薄紅色に染まっていく、躰。
「りょ、う・・・」と甘い声で啼く、声。
シーツを掴む細く長い、指。
噛み締められた紅い、唇。
自然に潤み一筋の涙を流す、瞳。
全てが、全てが可愛くて愛しくてどうしようもなくて・・・・。
「愛してる、遙―――」
ボキャブラリーの少ない自分が情けない。
だから、躰中にキスを落とす。
言葉で表せる事のできない全てを、遙に伝えたいから。
「あ・・・っ」
噛み締めた唇。
涼は、そっと舌を這わせた。
「噛まないで。声を抑えなくていいよ、遙。」
高ぶっている遙自身をゆっくり上下に擦る。
「やっ・・・くぅ・・・」
「ココ、遙のアパートと違って、防音だから。いつもみたいに耐えないで。声、聞かせて」
下の二つの膨らみを、ゆっくり撫でる。
「ひぃっ・・・」
快感に悶える遙は、壮絶な色香を匂わせる。
「智紀が、云ってた事・・・ホントはあってる―――」
括れを、人差し指と親指で刺激する。
「遙の啼き声、聞きたくて・・・・・今日、家に呼んだんだ。今日はどうやって遙をベットに誘おうか、ずっと考えてた。」
「あっ、あっぁぁ―――」
「だから、我慢しないで。声、聞かせて。遙の声、聞きたい・・・」
先端に、軽く爪を立てる。
「やっ・・・ああぁっ・・・ああ・・・・」
反らされた、白い喉。
噛み殺せなかった、甘い啼き声。
「ダメッ・・・もっ、あぁ」
手に放たれた、熱い液体。
遙が気持ちよくなってくれた、証。
躊躇なく、涼は口に運んだ。
「バカッ、なにやって―――」
「だって、遙のだし・・・」
「汚い!」
「汚くないよ、全然。」
ほら・・・と、もう一度舐めてみる。
それを見ていた遙は、恥ずかしそうに顔を伏せた。
チラリと見えたうっすらと紅い項が、また涼の理性を奪う。
「ねっ、遙・・・」
押しつけられた腰に、遙の顔は真っ赤に染まり、キッと涼を睨み付けた。
「遙が欲しくて、こんなになってる・・・」
「涼。」
「挿れたい―――」
「涼・・・」
「遙―――」
・・・・・・・・・。
遙は、小さな溜息を1つ吐いた。
「涼、なんでいつも聞くんだ?」
―――挿れていい?って・・・。
涼のように直線的に云えない遙は、少し俯きながらボソボソと問うてみる。
「え?だって俺、遙の嫌がるコトしたくないから・・・」
・・・してるくせに。と、遙は少し心の中で突っ込んでしまった。
「こうやって聞かれる方が・・・俺は恥ずかしいんだよ。嫌だったら、最初に嫌がってる・・・・」
「という事は、いい?」
聞くな、と云ってる傍から聞いてくる(・・・たぶん確信犯だ)涼を、もうひと睨みして、遙は肯く。
パッと涼の顔に喜色が浮かび、涼はちゃんと用意してあったジェルとゴムを取り出した。
「もっと、うんと、啼かせてあげる―――」
耳元で囁かれる、セクシャルな掠れた声。
遙の背筋に、甘い電流が走った。
こうして・・・・。
涼の言葉通り、遙は“もっと”“うんと”啼かされ続けたのであった。
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