Confinement・・・その後の二人。




「待てよっ!」
 博隆は蜷川の事務所を出た所で、渚に追いつき彼の肩を掴んだ。
 渚は振り返らない。
 だが肩を捕まれ、前に進めなくなった渚はやっと博隆の方を向いた。
「―――離せ」
 感情を一切表さない表情は、それだけ渚が怒っているという事を博隆は長い付き合いの中で把握している。
「なんだよ、ダーリン。怒ったのか?」
 揶揄うような博隆の口調に、渚は何もコメントせず再び前に向って歩いていこうとした。
「まぁまぁ、待て待て」
「・・・・・・」
 博隆は渚の腰を掴んで、背後から囁きかける。
「怒るなよ、冗談だろ? お前のことを、俺の女なんて思った事なんかねぇぜ?」
「―――笑えない冗談だったな」
 渚の切り替えしに、博隆は鼻で笑う。
「車、乗れよ。お前の嫌いなベンツで悪いが。一番防弾がしっかりしてるんだ。諦めてくれ」
 実はココがどこかも判らない渚は、どうやって帰るかと思案していた所だったのだ。
 いくら、渚が先ほどの発言で怒っているとしても、博隆に渚の怒りが通じないのは判っていた。
 そういう男だという事は、この10年程の付き合いで、身に沁みている。

 こんな、ワケの判らない場所に連れてこられた原因は、この男なのだ。
 送らせる位、させなければならないだろう。

 渚はそう心に折り合いをつけ、男の導くまま、真っ黒のベンツに乗り込んだのだった。





「で、ここは―――何処なんだ?」

 まぁ、食事でも―――と、渚のマンションではない場所に下ろされた時点で、ある程度は予想していたが。
 ホテルでないので、渚は博隆に着いてきた。
 連れてこられたのは、そこも普通の―――と言っても、都内の高級地にあるマンションだった。

「俺の、家」
 セキュリティーチェックをして、博隆はマンション内部に入るように渚を促す。
「お前の・・・?」
 渚が博隆の住んでいる家に来た事は、無かった。
 常に追いかける側の博隆が、渚の家や仕事場に押しかけてきたから。
 渚は、博隆を訊ねる事など必要が無かったのだ。

 エレベーターに乗ると、博隆は最上階のボタンを押す。
 二人は、エレベーターが階数を昇っていく間無言で過ごした。
 開いた所に降り立つと、そこには一つしか扉がない。
 最上階全てが、博隆の部屋なのだ。
 ドアの所に、博隆が人差し指をつける。
 ピッという音と共に、扉が開いた。
「さ、入れよ」
 促されるまま、渚は博隆のマンションへと足を踏み入れた。




「で、メシを食うんじゃなかったのか?」
 渚は声を荒げた。

 部屋に入った途端、男は渚を担ぎ上げた。
 そして、そのままベットしか置かれていない寝室へ。
 巨大なダブルのベッドに、渚の躯は放り投げられた。

「その前に、お前を喰う」
「・・・帰る」
 起き上がって、ベッドから立ち上がろうとする渚を、博隆はその場に縫いとめる。

「あの野郎に、何処を触られた? 俺はお前を女扱いなんぞしないが、自分のモノを他人に触られるのは、許さねぇ」
「・・・・・・」
 博隆の目に、獣の炎が灯った。
 渚の背筋にゾクッとしたものが走る。



「端から、端まで。全部見てやる。ヤツに触られたとこ、舐めてやるよ―――」







「・・・!」
「ここは、野郎に触られたのか? ん?」

 博隆は肌蹴られた渚の乳首をつまみ上げる。
 博隆が親指と人差し指で刺激すると、ツンッと渚のソコは立ち上がった。

「・・・て、離せ・・・!」

 抵抗する渚の躯は、既に博隆に縫いとめられていた。
 その手首には、博隆によって1時間前に外されたはずの革のベルトが巻かれてある。
 そう、あの場で渚の手からベルトを外した博隆は、それをあの事務所から出る時に持ってきたのだ。

 目的は―――ただ、一つ。

「これ、外せ・・・馬鹿」
 渚の罵りも、博隆には甘い囁きとしか感じない。
「あの野郎にも、縛られてたじゃねぇか。俺には縛らせないつもりか?」
「好きで、やられてたわけじゃない!」
 渚は怒り心頭で怒鳴ったが、博隆に通じるわけもなく、その言葉は博隆の唇に簡単に封じ込められた。

「・・・っ、ふ」

 傍若無人に渚の中を犯す博隆の舌。
 全てを持っていかれそうなそれに、渚は苦しくなって首を振って逃れようとする。
 だが、しつこく追いかけてくる博隆の唇に捕らえられ、再び深いキスを施された。

「も・・・」

 いい加減辛くなって、渚はギブアップとばかりに博隆の肩を平手で叩いた。
 それに気付いた博隆は、やっと渚から唇を離す。
 博隆の己の唾液で濡れた唇を見てられなくて、渚は思わず視線を逸らした。
 その様子に、博隆はニヤリと犬歯を見せて笑う。

「何処を舐めて欲しい? あの男に触られたところは何処だ?」

 博隆は顔をずらして、渚の胸の飾りに歯を立てる。
 チリリッという痛みと共に躯の奥に違うものを感じてしまうようになってしまった渚は、その端正な顔を歪めた。
 博隆の手は、渚の奥にも伸びる。
 用意周到な博隆は、必ずジェルを持ち歩いている。
 もちろん、今も。
 クチュという淫猥な音と共に、博隆の指が渚の中に進入を果たす。

「ここは、触られてねぇだろうな?」
「・・・な、ワケないだろうっ!」
「野郎がここを触っていたら、あの場でぶち殺してた」

 グチュグチュと指を増やされ、広げるように動かされる。
 渚は声を出さないように、唇を噛み締めた。
 もう、既に逃げ出す事は諦めてしまっている。
 自分の躯に負担を多くしないため、無駄な抵抗は止める事にしていた。
 それが、博隆と付き合うコツなのかもしれない―――。

「そろそろ、欲しいか? お前の穴、ヒクヒクしてるぜ。指じゃもの足りねぇってさ」
 下品な言葉に、渚は博隆を睨み挙げる。
 濡れた瞳は、博隆を煽る事にしかならないのだが。

 指を抜かれ、博隆のモノが曝される。
 相変わらず強靭なソレは、渚の目の前で隆々と勃ちあがっていた。
 その大きさに、ゴクリと渚は思わず喉を鳴らす。
 獣と化した博隆は、持ち上げた渚の太ももの内側を噛むと、そのまま肩に担ぎ上げる。
 入り口に熱いモノを感じた途端、グチュリと熱いモノが渚の中に満たした。

「っ・・・」

 大きすぎる博隆のモノは真ん中ぐらいまで進むと、一度動きを止めた。
 馴染むまで、しばらくその場で軽く振動させる。
 渚の内壁が誘うように博隆のソレを締め付け出すと、博隆は思いのままに動き出したのだった。

「あっ・・・、うぁ・・・」
「今日も、いいぜ。お前のは、最高」

 パンパンパンとぶつかり合う男が響く。
 獣と化した博隆の情熱に着いていない渚は、シーツを握り締めその激しさを必死に受け止めるしかない。
 だが既にその行為に馴れてしまっている渚の躯は、挿ってくる博隆のモノをもっと飲み込むように誘い、出て行くソレを逃がさないとばかりに絡みつく。

 ジェルが奏でる濡れた音と、二人がぶつかる音と、漏れる獣のような二人の喘ぎ声が部屋に響く。
 
「―――うぁっ!」
 博隆のソレは、渚のいい所を突き、渚は躯を反って身悶える。
 ギュウと締め付ける渚の内部に、博隆はその男らしい眉を潜めて耐える。
 次第に激しくなる腰の動きに、渚は喘ぎ声しか出せず高みに追いやられた。
 二人の腹で擦られ、前立腺を博隆の熱いモノで刺激された渚自身は、グイッと奥を刺激された刺激で、精を解き放つ。
 その瞬間渚の内壁は、暴れまわる博隆をより一層締め付け、博隆はその刺激に耐え切れず己自身を解き放った。





「はぁ・・・はぁ・・・」
 肩で息をする渚に、博隆はチュッチュと顔中にキスを落とす。
 何故か、凄く嬉しそうだ。
 渚は、怪訝そうに博隆を見た。

「ん・・・?」
「言いたい事があるなら、言えよ」

 渚の言葉に、博隆はニマニマと笑うと、その口を開いた。



「渚・・・ケツだけでイけたな。もう俺なしじゃ、満足できないだろう?」



 その言葉に、渚のアッパーカットが博隆の顎に飛んだのは、言うまでもない。





こんどこそ、終わり♪






エロの神様、光臨した模様(笑)
18禁と書くべきか?
でも、色気はないな・・・(溜息)

というわけで、今度こそ終わりです。
3周年記念お付き合いありがとうございました。
気付けば、60万ヒットも超えてたり。
めでたいことばかりです。

これからも、AngelRing&水貴を可愛がってやってください。

さて、年末までにSHINE完結・・・無理かしら、やっぱ。


  
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