| キャラ投票“藤岡零”1位記念(笑) |
| 藤岡氏の仕置き |
| 注:『視線で殺して、魂で縛れ!』を読んでいない人には、この話は完璧ネタバレになります。 先に、『視線〜』を読んでいただけると・・・水貴はウレシイというか助かるなぁ〜(笑) |
「―――っんで、オレが!!」 英治は恨みがましい目で、恋人を睨み上げた。 「仕方ないだろ?藤岡さんの条件があんたが出ることなんだから・・・。いまさら、羽田野に出なくてもいいからっつっても、あの人は許さねーよ。文句があるなら、羽田野を選んだ秋良に云えよ・・・。」 あいつは云うだけ云って、後は全部俺任せでなんの責任もとりゃしねぇ―――。 不機嫌そうにそっぽを向く水島を見ながら、英治は小さく溜息を吐いた。 水島の機嫌が悪い。 それは当たり前だ。 また、藤岡に“負けた”のだから―――。 秋良も秋良だ・・・。 きっと、こうなることが判りながら「2年の代表は羽田野にする。羽田野ったら羽田野!異論は聞かないもんね〜」と云いだしたんだろう。 あいつはそういうヤツだ。自分さえよければ全ていい。 問題だけ振りまいて、回収することをしない。 あの、トラブルメーカーが・・・・・・・。 そして、毎回その尻拭いをしているのが副会長であり、自分恋人でもある水島亨。 苦労人の恋人を不憫に思う英治であった。 「なあ、一度でいいから藤岡が“やられた・・・”って顔するところ見たいよなぁ〜」 「―――そんなの出来たら、とっくにしてる」 憮然と答える水島に、英治はいい案が思いついたんだと、顔を近付けた。 「あいつの弱点は?」 「―――俺の見る所によると、ただ一つ。羽田野一樹だな」 「そうだ。あの藤岡が、一人の人間をあれほど大事にしている。」 「ああ。いつも、外敵から守るように目を光らせ、真綿にくるめて包み込むように守ってる」 「―――本人にも気付かないようにな?」 英治はニッコリと笑って、水島の頬にキスを送る。 「羽田野に手を出したら、藤岡さん・・・何するか判らないぞ」 「手は、ださないよ。そんな怖いことは出来ないさ。ただの、ちょっとした意趣返し―――」 「意趣返し?」 「そ、窮鼠猫を咬むっていうヤツだ。あいつは羽田野に弱い―――。羽田野にされれば結局マジでは怒れないはずだ。それで・・・・・だ。」 耳貸せよ―――。 チョイチョイっと、英治は手招きをする。 そうして、二人の“藤岡に少し仕返ししてやろう作戦”は計画されたのである。
「すごーい。お肌ツヤツヤよぉ〜〜〜」 「化粧乗り最高!!」 一樹の前を数人の梅華女子の生徒が囲み歓声を上げている。 ここは、今年の学園祭主催校梅華女子学園の『男装女装コンテスト出場者控え室』 出場者達は、梅華学園の女子生徒に囲まれてメークアップをされていた。 ―――もう、好きにしてくれ。 フレアの赤いスカートにストッキングをはかされた時点で、一樹は抵抗を諦めていた。 女子生徒達は、鏡の前で一樹にメイクを施していく。 「出来た〜!!会心の出来よ!!」 「うん、我ながら凄いと思うわぁ。」 「こんだけ可愛いと・・・悔しいような気がするぅ」 彼女たちの誉め(?)言葉を受けながら、一樹も目の前の鏡に視線を移した。 「―――うわっ」 誰だ・・・これ。 整えられた眉。 元々長かった睫は、しっかりカールされマスカラを付けてバチバチになっている。 ピンクの頬紅。 真っ赤な口紅・・・・・・・。 こ、こんな姿、人前に晒すのか・・・・? 一樹は鏡の前で、愕然と立ちすくんでいた時 「羽田野、お前の出来たのか・・・・・・」 かけられた声に、一樹は振り向いた。 「うわっ!せんせー、ゴージャス迫力美人!」 そこには、世界史の教師の麻生英治が立っていた。 180ほど有る背の英治は、胸元背中がたっぷりとあいた、真っ白なタイトドレスを着ていた。 元々、顔も綺麗な顔立ち(生徒曰く、「少女漫画の主人公が憧れる学校の先輩みたいな顔」)をしているので、化粧映えもしていて、とても“綺麗”だった。(男だけど・・・) 「羽田野だって、犯罪的に可愛いぞ―――って、お互い虚しくなるからこの話題は止めないか?」 「―――うん、止めよう。」 確かに虚しい・・・。 「でも、せんせーも特別出演なんてついてないよな〜。」 「―――ああ」 どうも触れられたくない話題らしく、英治の瞳が翳る。 だが、一樹は気付かずに続けた。 「オレだって、なんでこんな格好さぁ・・・・・」 「―――見せるのは、藤岡だけでいいのに、ってか?」 「うん―――――、へっ?」 思わず答えてしまっていたが、藤岡との関係は秘密なのだ。 それを、教師である麻生に突っ込まれてしまい、一樹は慌てふためく。 その様子を見ていた英治は、プッと吹き出すとそのまま腹を抱えて笑い出した。 「あの・・・せんせー?」 「あはは、ホントお前カワイイのな。藤岡がほっておけないはずだよ」 「せんせー・・・・・・」 「ごめんごめん。大丈夫だよ。藤岡も、オレが知ってること知ってるし。」 「なんだ、そうなんだ―――」 見るからにホッとした顔をした一樹を見て、英治も目を細める。 「イイじゃないか。折角だから、恋人同士でこの『男装女装大会』の優勝トロフィーに名前を刻むのも、さ」 「え?それどういう事ですか・・・?」 一樹の質問に、英治は驚いた顔をした。 「あれ、知らないの―――?藤岡が1年の時、あいつはこの大会に出場して優勝してるんだぜ」 「―――ええ?!知らない!!零そんな事、一言も―――」 「写真もあるけど―――見たい?」 「見たい見たいっ!欲しい!!!」 「オレが見せたって、藤岡には内緒だよ」
―――そろそろ、一樹の用意も出来上がった頃だろう。 藤岡は控え室に向かっていた、。 水島にああいった約束をして、実際に教師である麻生の出場が決定したので、一樹の出場に異論は唱えなかったが・・・・・・。 藤岡は元々、一樹をこのふざけた『男装女装コンテスト』なんぞに出場させる気は、全く全然これっぽっちもなかった。 そんな可愛い姿の一樹を見るのは、自分だけで充分なのだから。 というわけで、これから一樹は『急に体調を崩し、出場できなくなる』のだ。 大会事務局への手続きは既に完了している。 あとは、しばらく一樹をどこかへ連れ出すだけ―――。 「零―――!!」 その時、前方から赤ずきんの格好をした一樹が走ってきた。 藤岡の思っていたよりその姿は可憐で可愛く、嗜虐心をそそるモノだった。 やっぱり、人前では見せられないな―――。 自分の頭の中の事は全く顔に出さず、藤岡はニッコリ笑って一樹を迎えた。 「なかなか、似合ってるじゃないか」 「零まで、そんな事云う・・・・・」 ちょっとすねた顔をした一樹だったが、すぐに笑顔を取り戻して、いたずらな顔をしながら、藤岡をしたから覗き込んだ。 「―――どうした?」 その含むような表情に、藤岡は自然に疑問を投げかける。 「ふふっ。零の方が断然綺麗なくせに〜〜〜」 「何を―――」 といいかけた所で、目の前に見たくもない写真をしめされた。 「ズルイよ、零も出場したって云ってくれれば良かったのに〜」 藤岡は、その頃を思い出す。 1年生で、今ほど力もない頃だった。 しかも、その時の科学部部長と、生徒会長がタッグを組み、藤岡を出場させたのだった。 屈辱としか思えない、苦い思い出―――。 「零?」 自分の顔を覗き込んでいる一樹の顔に、ハッと意識が戻る。 こんな写真、誰が―――といいたい所だが、犯人は判かりすぎるほど判っている。 まだ、自分にたてつく根性があるなんて可愛いじゃないか――― どちらかというと、年上のあの人が考えたのかな。 ま、二人とも自分にこんなマネをしておいてただで済むとは思っていないだろうが―――。 確かに、一樹に云われたときは、珍しく動揺したな。 ―――少しは、二人の思い通りになってしまったと云うことか・・・。 「―――零?どうしたんだよ」 黙りきってしまった藤岡に、一樹は不安な声を出す。 あの二人への仕置きは、後でに置いておいて、まずは――― 「一樹、こっちにおいで―――」 藤岡は一樹の腕を掴んで、ある教室に二人で入っていった。
「ここは―――」 鏡張りの教室。 そこは、バレエ教室だった。 部屋に入ると藤岡はいきなり教室の鍵を内側から閉めた。 「零―――?」 振り返った一樹を、藤岡は後ろから抱きしめる。 「一樹、さっきの写真。誰から貰ったんだ―――?」 耳元に唇を寄せ、低く囁く。 「それは・・・内緒。云わないって約束なんだ―――」 「ふーん。俺にも秘密なんだ?」 「ゴメン、零。男の約束なんだ―――」 すまなさそうに謝る一樹の首筋に、藤岡は熱い息を吹きかける。 あっ―――、とピクリと反応した一樹を見て、満足な笑みを刻んだ。 そして藤岡は、 「やっ、零!」 ペロリと頬をひと舐めして 「俺に秘密を作るなんて―――そんな悪い子にはお仕置きが必要だな・・・一樹」 白いフリルのエプロンのヒモを外し、ブラウスのボタンを1つずつ外していった・・・。 「あぁ―――もう、やぁ。」 「ダメ―――まだイかせてあげない・・・」 一樹の髪の毛に付けてあったリボンは落ち、化粧は涙でグチョグチョになっている。 「もぉ、も・・・イカせてぇ―――」 「一樹・・・。ほら、前の鏡見て―――」 快感にのたうちながら、一樹は視線をあげ、前に広がる鏡に映っている自分の姿を見て、絶句した。 足下に散らばる、ストッキングと白い靴下に赤い靴。そして自分のトランクス。 赤いスカートは捲り上げられ、藤岡の折り曲げた片膝に乗る形で、一樹がまたがっていた。 そして、藤岡にいいように高ぶらされ、先端からとめどなく濡れたモノを滴り落としてる一樹自身。 それを、根本部分で押さえ込んでいる藤岡の手も、一樹のモノで濡れていた。 総レースのブラウスははだけられ、ぷっくりと尖った胸の突起物は藤岡のもう片手でイタズラされていた。 「やだ―――零っ」 泣きそうな顔で訴えてくる一樹に藤岡は、 ピチャッ 一樹の弱点の1つ、耳に舌を入れた。 「んはぁ―――」 一樹は藤岡の腕に縋り付き、イヤイヤをするように頭を振って快感に耐える。 「誰が、その写真を一樹に渡したんだ―――?」 「―――あぁん、零ぃ」 「教えてくれたら、イカせてあげる―――一樹」 キュッと突起物をつままれ、一樹の躰は藤岡の腕の中で、跳ねる―――。 「誰だ―――、ん?」 「あ・・・麻生先生―――零、イカせてぇ」 潤んだ瞳に艶っぽい表情。 藤岡は、満足げに微笑む。 「可愛い・・・可愛いよ―――俺の一樹」 縛めていた指指を解き、限界に打ち震えてる一樹を一気に高めてやる。 「あぁぁぁんぁ―――」 一樹は躰を弓なりにして、藤岡の手の中に欲望を吐き出し、そのまま気を失った。 くたり、と気を失ってしまった一樹を抱き寄せ 「愛してる―――」 藤岡はまだ告げられない言葉を口にして、そのまま優しい口付けを一樹に送った。
「やっぱり、羽田野だったな―――」 「藤岡さんの、あんな表情みられるなんて・・・」 二人は、一樹が藤岡にあの写真を突きつけるところを、影から見ていたのである。 満面の笑みの一樹に写真を見せられ『綺麗』と云われた時の、あの驚愕・愕然としたあの表情―――。 あんなモノは、10年に1回ぐらいしか見れないはずだ―――。 「作戦は成功だったな―――亨。」 「まあね。この後が怖いと云えば、怖いんだけど―――」 「へぇ―――怖いのか?」 恋人のからかうような口調に、水島は憮然として「別に」と答えた。 ―――無理しちゃって、可愛いなぁ〜。 英治は、その年下の可愛い恋人を満足げに見つめながら 「何のために羽田野を巻き込んだと思うんだよ―――」 「え―――?」 「絶対藤岡のことだ。羽田野の手前、そんな凄い仕返しはしてこないよ―――。」 「確かに・・・」 「ま、何かされたら、オレは羽田野に泣きついてやるさ」 「英治・・・」 英治の子供っぽい口調に、水島も思わず苦笑した。 「そろそろ、時間だな―――」 「藤岡さん達、何処行ったんだ・・・?」 一樹を連れてどこかに雲隠れして、30分近く過ぎていた。 その時、二人が歩いていたバレエ教室の扉が開き――― 「藤岡」 「藤岡さん―――」 藤岡が出てきた。 「おや、お二人お揃いで―――」 口調が嫌みっぽいのは二人の気のせいではないような気がする。 そして、藤岡の腕の中にはグッタリとした一樹がいた。 「羽田野―――どうしたんだ」 一気に教師口調に戻った英治が質問すると、藤岡の胸の中に顔を埋めていた一樹が振り向いた。 ―――うわっ・・・! 英治と水島は心の中でうめいた。 一樹の化粧は涙でボロボロになってるし・・・・それより 目が潤んで、頬が上気して―――その表情の艶っぽさは・・・。 「ちょっと、一樹にお仕置きをしてましてね―――」 固まっている二人に向かって、藤岡は飄々と云ってのけた。 「こういう状況ですので、一樹は棄権させますよ。事務局にも届けましたし―――」 その言葉に、水島は反応した。 「藤岡さん、その手際の良さは・・・!最初から、羽田野を出す気なかったんでしょう・・・。やけに協力的だと思ったら―――!!」 「当たり前だろう?こんな姿の一樹を人前で見せるほど、俺は心は広くないからな―――」 平然と答える藤岡に、水島は食ってかかった。 「じゃあ、何で英治を―――」 「云っただろう?お前が生意気にもあの写真を持ち出してくるから、し・か・え・し、だってな」 「くそっ―――」 水島は藤岡から顔を反らして、壁を蹴った。 その肩を英治が優しく撫でる。 「麻生先生―――」 藤岡の優しい声が英治にかかる。 「へっ?な、なんだ―――」 思わず、英治は背筋をピンッと伸ばした。 「わざわざ、一樹にあの写真を下さったそうですね―――口止めまでして」 「う――――」 「可愛いコトしてくれるじゃないですか―――ねぇ」 ニッコリ笑っているその笑顔が怖い・・・。 こ、コレが“クールビューティー”の真の姿・・・・。 引きつってしまっている英治の側に、一樹を抱きかかえたままの藤岡が近付き 「今日のステージ、楽しみにしていますよ―――英治」 と、英人耳元で低く艶っぽいバリトンの甘く掠れた声で囁いて、そのまま去っていった。 「―――英治!」 そのまま、ヘナヘナっと崩れ落ちる英治を水島は慌てて抱きかかえた。 そして―――。 一樹が欠場した『男装女装コンテスト』では、 、“なぜか”多くの組織票が入り、並みいる優勝候補を押しのけ、松華学園の教師麻生英治が優勝した。 次の日―――。 ”なぜか”偶然取材に来ていた地元新聞にその姿がカラーで掲載され、英治は一躍その街の有名人となり、しばらく周りが大変騒がしくなったのだった・・・。
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| 藤岡氏1位記念・・・・ こ、こんなんでええのか、私。 一樹ちゃん(あえて、ちゃんと呼びましょう)をお仕置きしてみたかったんだ・・・。 まさか藤岡が、こ、こんなエロオヤジになるとは・・・・。 かわいそうな、一樹。 折角だからということで、2位だった水島とそのダーリン英治も結構出演。 でもこの二人は・・・なんか可哀想だったような気が・・・・。 結局、藤岡だけがいい目を見てるんだよなぁ・・・・・・。 最近エロ度が増してるような気がする―――。 量というより、描写がさぁ―――。 コレは、『視線〜』のせいだと思う。あれ以後だもんなぁ〜。 もっと、清純派(最近何処彼処で云いまくってる)だった頃の水貴に戻りたい―――(遠い目) |
| という事で、『キャラ投票』1位記念&20000HIT記念ですvv コレからも水貴なりに頑張りますんで、気長に見守ってやって下さいね〜。 |
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